トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

彼女の事

私の彼女は私より一回り近く年下の癖にずけずけと私に意見をする。思った事をハッキリと意思表示する。

まあ、私から見れば殆ど的外れな意見で取るに足らず、ハッキリ言って役に立たない参考にもならない意見なのだが。

下手な鉄砲も…。

たまに良い事を言う。

ただし、90%以上役立たずである。


中には私の逆鱗に触れて酷く怒られることもあるのだがそれでも彼女は敢然とまた懲りもせずせっせと私に意見する。なんど怒られようとなんどため息を付かれ様とずけずけと物を言う。

よくもまあ飽きずにするなと思いもするし言いもするのだが、彼女曰く『言うのはタダだ。言わなきゃ損だ。』なんだそうだ。


さらに曰く『親しき仲にも意見あり』だか『親しき仲にも○○あり』なんだそうだ。

それを言うなら『親しき仲にも礼儀あり』と言いたいのでしょうが、またずれているし、間違っている。


その程度の彼女だが、たまに私が気が付かない事を言う。これが貴重な意見。何度も日記に書いているが私の彼女は私から見たら未熟で、バカで、至らな過ぎて過保護で、世間知らずで、温くて、役に立たなくて、仕事が出来なくて、文句ばかり多く、的外れの意見しか言えないどうしようもない『女』である。


特別ずば抜けて美人でも可愛くも無い。グラビアアイドル並のスタイルの持ち主でもないし、特別料理が出来る訳でもないし、おしとやかでも無いし、明るくないし、スグくよくよするし、人見知り激しいし、友達少ないし、面倒くさい性格で、得るところなど全くと言って良いほど無い。

趣味も合わないし、好きなものも正反対だし、彼女はアウトドア派、私はインドア派だし、考え方、物事のアプローチの仕方も違うし、価値観に至っては喧嘩するほど意見が合わない。本もろくに読まないし、新聞見ないし、テレビドラマの意見は鵜呑みにする。


まあ、そういった訳でタダの戯け者な訳である。


よく自分でも彼女の悪口を書けると思うがこれ悪口ではなく。『事実』だ。全部ウソ偽り無く本当の事だから仕方が無い。きっと彼女の近しい友人ならそうだと私に賛同してくれるだろう事ばかりを書いた。


でも大切なのは『そんな彼女が』私は好きであると言う『事実』である。


もうどうしようもないアホ子だが、私は非常に気に入っている。特別に容姿頭抜けて優れている訳では無いが私にとって彼女は『美女』である。


今まで何人かの女性とお付き合いをさせていただいてこう言ってはなんだがこんな女はいなかった。みな今の彼女より、性格や容姿に優れ、尊敬できる仕事のスキルを有し、快活で凛とした女性が多かった。中には非常に可愛らしいしぐさをする女性もいたし、今の彼女よりも若い人もいた。


なんで『コヤツ』なのか?


そんなもの解ったら苦労しない。


私が今一番自分に問いただしたい問題だ。本当に小1時間問い詰めたい。『なんでこんなの拾っちゃったの!』と。しかもそんなにぞっこんなわけ?と聞いてみたい。結論が出るのならば!


上記の理由で彼女は駄目な彼女である。でもだからと言って捨てる気はまったくないし、気に入らない訳でもない。


不思議なものである。


彼女も曰く、『どうしてこんなに自己主張が強く俺様人間で、常に彼女である自分を2番手にして他の事を優先する彼氏がいいのか?』と疑問に思っているらしい。その意見はよ〜く解る。


自分で言うのも何だがどちらかと言えば苛烈な要求を人に課す方だと思う。



何が原因でこんな2人が彼氏彼女なのか等の本人も解っていない2人ですが。なんかしっくり行っている。『のろけ』といわれるのが嫌だが、事実だから仕方が無い。


だから思うのだ。結婚する男女は『相手が尊敬できる人』とか『兄弟みたいな人』とか『収入が高い』とか『相性がいい』とか。きっとそんな形で規定できる彼氏彼女や結婚相手は幸せだが、それが無くなれば壊れる可能性があるものだ。だって2人の関係性に理由があるのだから。


私達の場合そこまでいけてないのかも知れないし、それを超えているのかも知れない。だって解らないのだから。一緒にいるのがなぜ良いのか?も解らなければなんで分かれるのが嫌なのかもわからない。相性が良いのか悪いのかも解らない。でもまあそんな事はあんまり2人の関係に影響は無い。私と一緒にいると彼女は彼女のしたいようにして私は私で私のしたいようにする。この部分について2人とも全く相手に遠慮はしない。また遠慮する気すらない。そんなカップルもまあいてもいいよね。



多分。マイノリティー(少数派)だろうけど。



間違いなくマジョリティー(多数派)ではないわな。



デートした帰りに私の家によって私は用事があって出かけて彼女は私が部屋に戻るまでDSやってる。私が帰って来て今度は疲れて眠いので私が寝る。彼女は見逃したドラマをネットで見てる。腹が減ったので外へ私が食べに行くというと、晩御飯を一緒に食べたら彼女の家まで送っていけというのでそうする。


全く干渉しない。


だったらデートなんぞしなきゃいいのにと自分でも思うが、一緒にいることが普通に感じられるので別段デートするしないに『面倒臭さ』は存在しない。思い思いに好き勝手やって双方に満足しているので不満も無い。不思議なカップルだ。


唯一彼女が干渉するのは同じ部屋で彼女がDSやっている時に私がいびきをかいて寝ていると鼻を摘んで寝るのを妨害する。これは仕方が無い。彼女はきっとうるさいからいびきを止めようとしているだけだから。お陰でこっちは起こされるし、呼吸困難で死に掛けるがいびきが止まれば開放されるので私も構わず寝続ける。起きたときにイマイチ就寝後の爽快感が無いのはきっといびき対策で鼻をつままれていたからなのだろう。