トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

食堂かたつむり

『食堂かたつむり』を鑑賞した。結論。お勧め!これは久々にあたり映画。映画見て今年3回目なきました。前後しますが2回目泣いたのは『第9地区』これはおすすめしません。気持ち悪いから。私は好きな映画ですが万人受けはしません。ところで、原作なんですが。原作はかなり評価が分かれるので本をよく読む人は避けてください。ラノベで泣ける人は読んでも良いかもしれません。○かほりさとるを糞だと思う人は読まないでください。その程度の原作です。

映画の良い所。


主演が柴崎コウ
主題歌が『ポルノグラフティー』しかも作曲が『浜田省吾様』←ここ重要。コーラスでこっそり参加もされております。
原作がつまらないこと。

悪い所


狙ってる構成
狙ってる演出
ドラマっぽいところ。

この映画最大の売りは『料理』である。柴崎コウは現実、おせち料理も自作する料理する人なので、手の動きがまとも。やっている人じゃないとしない手の動きをするのがかなり私は受けた。私生活でも、本当に料理してそうだなぁこの人と好感が持てた。

でも、一番感動したのは端役のおっさんが発した台詞『客を選ぶなんてプロじゃないな!』orz

『その通りで御座います!』

最近の私の仕事もそんな感じ。いつも自分は『プロ』でありたいと決意している。そのプロたらんいくつかのルールがあるのだが、ともするとよく忘れがちなのが『プロはお客(仕事)を選ばない』である。高付加価値で社内でも前任者がいないような仕事を任される事が30過ぎるとままあると思う。これは非常に光栄でやり甲斐がある。ところが、その仕事にあぐらをかいて誰でも出来る仕事に手を抜くようになる。これが私は仕事(お客)を選んでいる状態だと思っている。

いつもいつもいつもいつもこれを忘れてはプロになりきれない、未熟者の半端者の自分がいる。10年たった今でも全然この悪い癖が治らない。誰でも出来る仕事をやる必要は無い。誰かにちゃんと任せれば良いから。大事なのは任せること。でも今は中国。同僚も任せるべき同課の後輩もいない。つまりは自分で雑用もこなす。それなのに『雑用』から手を抜く!これは仕事に必要な基本動作を怠けていることに通じる。プロスポーツ選手が、凄い選手だからといって柔軟もやらずに試合に出るようなものだ。1回2回は何とか形になったとしても、いずれ大怪我をする。私は誰でも出来る仕事とは仕事の基礎体力になる仕事だと思っている。だから時折、手が空くと必ず『雑用』を申し出る。忘れるから。大事だった事を思い出すために。でも特化された仕事をやり終えるとこれを、この大事なことを忘れてまた手を抜くようになる。またやってしまった。

8月初めに仕事がひと段落したから嫌な予感はしていた。やっぱりだ。基本が出来てねー!基本が崩れれば折角の仕事も身に付かない。もう一度一から積み木の積みなおしだ。

私の究極の目標は『戦後の焼け野原』のような環境から、仕事を起こし、仕事を成長させ、仕事を完成することだ。以前、スマトラ沖の大津波で廃墟と化した街をTVでみて、まだまだ未熟だとがっかりした。あんな廃墟から自分は仕事を作れない。結局まだまだ未熟者だったと反省した。私の目指す社会起業はプロでありたいという決意から生まれている。だから社会にその仕事(会社)は還元されなければ意味が無い。仕事とは働くこと。働くとは『はたを楽にする』つまり、まわりに役に立つことだ。その周りを助ける『プロ』が、助けを差し伸べるのに手を抜くか?そんな手抜きの半端者を誰が頼りにするのか!この映画を見てまた思い出すことが出来た。私の人生はあと、22年しか残っていない。まだこんなレベルかよ・・・。と反省することしきり。なってない。