トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

海外に居て・・・。

海外にいて失うものってなんだろうと考えてみた。


私は『活動』の機会以外には特に無いと思っていた。自分にとって戦いはライフワークでありそれは日本に居なければ出来ない事ではなくて戦いの形態が変るものだと思っていたから。


ところが、いま赴任一年半を経過して振り返ると結構日本にいないと触れられない事があるのが解った。


この際、活動の事はちょっと外して考える事にする。


1.親との関わりが減る。
2.彼女との関わりが減る。
3.友人との関わりが減る。
4.新作アニメや映画に良作が有っても気が付かない。
5.日本発信の新製品や画期的な発明に遅れる。
6.知らないお笑い芸人が増える。



最後の方は有っても無くてもいいような気もするが。


特に3.は今回いろいろ勉強になった。社会人になっても付き合いの続いている友人は非常に貴重な存在だと思うが、その友人達にもいろいろ社会人として中堅どころの年齢になった性で起こっているらしい。


海外なんて『大外』に居るお陰で国内に居たら見えない事情が見えてきて非常に勉強になった。いままで思っていた事とは違うと言う事も見えてきた。本当に信用に足る人が誰で、実はそうでなかった人が誰だったのか。考え方、人格の良さ、精神的な強度、肉体的なタフさなどなど。


特にそんなパラメータなんて気にも留めずに付き合ってきたし、考えた事も無かったが。海外に出るとその本人がもっているバックボーンは非常に気になる。なにせ人種が違う人達が一緒に仕事をする環境なんて日本にいたらまず経験しない。その物の考え方から生活習慣や善悪の判断基準まで違う人達が一緒にいる状況でその人達が次に何をやってくるかを前もって知るのは非常に大事な事だ。良くも悪くも仕事において致命傷をさける手段に直結する。


そんな『外国人を見る視点』で日本人をましてや友人を見たことなんて無い。お陰で今まで無い視点で近しい人たちを見る機会にめぐまれた。


アメリカの格付け低下を受けて『格付け』と言う言葉が飛び交っていますが、自分の中の格付けは間違い無く今回入れ替えが起きましたね。