トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

自分の時間を奪われるという事。

あなたは他人の時間を奪うことに敏感だろうか? 「時はカネなり」と言うように、人の時間を使うならば、きっちりと対価を払うべきだ。しかし、世の中には、何の悪気もなく平気で他人の時間を奪う人がいる。僕のメルマガの日記を読んでいる人は、僕が毎日さぞかし大勢の人と会い、社交的な人間だと思うかもしれない。 だが僕は、自分にとっておもしろい人としか会わない。つまらない人、ウザい人、そして電話をかけてくるタイプもそうだが、「自分の時間」を平気で奪うような相手とは意識して距離を取る。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

ホリエモンの連載記事からだが、たまたま前日に書いた日記の状況に似ていたので、興味が湧いて読んでみた。

 

流石、時代の寵児と言われたホリエモンらしい。

 

お見事である。

 

まあ、もうビックリするくらい人に時間を持って行かれる。部下からも、他部署からも。内線電話も酷い時は10分に一回かかって来る勢いだ。

 

ただ、だからと言って、私は部下を無下には扱わないと心に決めている。兎に角、呼ばれて返事をする時はイラついた返事を返さ無い様に心がけている。柔らかく、元気に返事がモットーだ。

 

不機嫌な人間がいると、その周りの人は必ず不機嫌方向に引っ張られる。そして、心の余裕がなくなり、普段しない様なミスをし、更に負のスパイラルへ突入する。

 

これを私は絶対にしたくない。

 

そもそも、部下なんだから、出来なくて当たり前。そんなに出来る部下だったら、私の代わりに管理職になってるっつうの(笑)そこに怒って、部下のパフォーマンスを落とすなんて、愚の骨頂だ。

 

どんなに優秀なプレイヤ―でも、一人で野球は出来ない。

 

部下が如何に使えなかろうが、力量が足りなかろうが、自分は一人なのだから、総力を結集して事に当たらねば組織は生きてこない。例えば半人前の部下だって、二人いるだけで、一人前なのだ。三人いたら、私の能力なんて軽く超える。

 

ならば、有効活用する様に采配し、指示や方針を与え、仕事を円滑に進めてもらえばよいのだ。大抵の場合、効率の悪い組織とは方針や戦略を与える上司が馬鹿で指示が下手糞な事が多い。だから、組織が組織として機能しない。一人のスーパースターよりも、その上司がいる事で、課全員のパフォーマンスが20%引きあがる方が効果は大きい。

 

それともう一つ。

 

スーパーマンは棚からぼた餅だが、こっちが、課員の能力を引き上げるスキルは自分持ちだ。人は選ばない。だから、私はホリエモンの様な電話を全部ぶった切る様な事はしない。それが正しいとか間違っているとかでは無く。やり方の違いだ。

 

ホリエモンスタイルが、あてはまる環境なら同じ事をするかもしれない。

 

でも、私のいる組織はそうでは無い。だから、違う行動をとる。それだけだ。

 

仏法では『以信代慧(いしんだいえ)』と言う。

 

「信を以て慧に代う」と読み下す。

 

信を持って、知恵に代える。

 

何を信じるのかはあなた次第ですが。結局、自分一人で仕事をすべてこなすのは不可能なのだから、部下を信じて任せるしかない。知恵の広がりは組織の長次第。部下を殺すも生かすも、リーダー次第だ。私はそういう意味で、部下を無駄に不愉快な思いにさせたくない。自分が不機嫌の発信源には絶対になりたくない。

 

彼ら彼女らを生かし、同苦して、組織を作りたい。

 

それがきっと、異体同心に通ずる。

 

欠点を変えるのでは無く生かす。これが今の私の組織運営のテーマだ。