今、自分もその年代だが、40代、50代の大企業所属の方々が大リストラにあっている。
一流大学を卒業し、学歴フィルターを潜り抜け、失われた20年の就職氷河期を生き抜いたエリートであるはずの人達だ。
それが、まさかの大量放出!
なんでこうなったのか?
その人たちの働き口は有るのか?
いくら結婚率が下がったとはいえ、恐らく奥さん子供がぶら下がっている人も多く言いるだろう。それなのに、ああそれなのにリストラです。
然も、味の素のような食品会社ですら今回はガッチリ、首切りを行っている。
名だたる一流大学出のエリートがそうそうボンクラばかりだったとは思えない。
要は企業に所属した中で、企業人として生きていくうちに生存競争に勝てない状態まで劣化してきてしまったのでは?と思う。
つまり、人材育成を失敗したと結論付けるべきではなかろうか?そうなるとやられた方はたまったもんじゃない。企業人として、命令に従って仕事に励んでいたら、20年後には使えない人に成り下がっていたというのでは笑えない(笑)
でも、これ海外では恐らく当たりまえの話で、「どうして日本人は会社の言いなりにキャリアプランを組むの?」なんて言われてしまうのかも知れない。
自分の人生でしょ?と。
その通りなんですけどね。でも、仕方ないですよ。そういう民族なんだから。企業風土に乗っかって、一生懸命仕事するのが美徳とされる生活をそれこそ20年もの長きに渡り、日々過ごしていたら、個人個人に大局観を持てと言われても、それは無茶だ。
出来る人もいれば出来ない人もいる。
それを自己責任と一刀両断されたら、可哀想な人の方が多くなってします。
それでも、厳しい現実はあるので、仕方ない所もあるのだが。
たまたま自分は運良く、品質の世界では比較的専門性のある仕事に関わって来たお蔭で、今でも海外から、オファーが来るが、今の所日本を出て海外で働こうとは思っていない。
ちょっと色々今後に備えて日本で準備したいから(笑)