日本が暮らしやすい国であるというイメージも過去のものとなりつつあります。日本人は日本のことを世界でもっとも安全で環境がよく、暮らしやすい国であるという認識を持っていますが、近年は必ずしもそうとは言い切れなくなっています。グローバルに事業を展開する金融大手HSBCホールディングスが発表した「各国の駐在員が住みたい国ランキング」では、日本は調査対象33カ国中32位というショッキングな結果となりました。
ちなみに、ランキングの1位はスイス、2位はシンガポール、3位はカナダ、4位はスペイン、5位はニュージーランド、6位はオーストラリアで、逆に日本より評価が低かった最下位の国はブラジルでした。
(中略)
国の賃金は、最上位でこそありませんが、決して低くはありません。いくら残業時間が少なくても、生活が苦しい状況では、満足度は上がらないという現実を考えると、賃金が高いことは極めて重要なポイントであることがおわかりいただけると思います。
これに加えてランキングが高い国は、教育環境が充実しているという共通項があります。
どんな国の人にとっても子どもは大切であり、いくら高賃金で、ワークライフバランスがよくても、教育環境が悪ければ総合評価は上がりません。こうした状況を踏まえて、日本の個別評価を見てみると、厳しい現実が浮かび上がってきます。
日本のランキングが著しく低いのは、何かが大きく足を引っ張っているのではなく、すべての項目において評価が低いことが原因です。具体的に言うと、賃金については最下位、ワークライフバランスについても最下位、子どもの教育環境についても最下位です。
↑
週刊東洋経済記事より。
労働者の質が世界ランキング4位の日本が、住みやすい国30位とはよっぽど日本人労働者は虐げられて日本で生活しているってことだな。確かにインフラ面も、教育面ももっと良くなるとは思う。特に教育。