トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

女性の自殺者が増え続けているらしい。

パンデミックが日本の多くの地域を襲う中、女性に対するプレッシャーが強まっている。多くの国でそうであるように、この国でもより多くの女性が職を失っている。

東京では、約5人に1人の女性が一人暮らしをしており、外出を自粛し、高齢家族を訪れてはいけない、という強い要請が孤独感をより加速させている。家庭を持つ女性も、家事や子育てにおける根深い不平等に苦労したり、DVや性的暴行の増加に苦しめられたりしている。

パンデミックの精神的および身体的な苦痛により、日本人女性の自殺件数は深刻なほど急増している。昨年、日本では6976人の女性が自ら命を絶っており、2019年に比べ約15%増えた。10年以上ぶりとなる前年比増加だ。

それぞれの自殺や自殺未遂の背景には一人ひとりの複雑に絡み合う事情に根ざした悲劇がある。しかし、女性の自殺者数は昨年7カ月連続で拡大しており、世界最高レベルの自殺率の減少に努めてきた政府関係者やメンタルヘルスの専門家の懸念するところとなっている(昨年の自殺者の数は男性のほうが多かったが、男性の自殺者数は2019年からは減少している。男女合わせると、自殺者数は4%弱の増加となった)。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

これは異常事態だと思う。

 

社会にとっても重大事で、女性がそこまで追い込まれているという事実がニュースにもなっていなければ、ネット界隈でも表面に上がってくる話題になっていない。

 

やっと政府辺りから、「孤独・孤立」に対してケアが必要という話が出てきたばっかりという状況だ。これは不味い。

 

おおよそこの世の中は少数派を別にすれば男女がマジョリティーな訳で、その約半数の女性が追い込まれて、社会性に全く影響がない訳が無い。

 

その窮状はきっと他の人にも伝播している筈だし、そのせいでゆっくりとヤバい方向へ色々なものが負の連鎖を始めている筈である。

 

大きな事件やデータが明るみに出てからではきっと遅い筈。コロナ過でただでさえ、職業的にも、不安定な男女が多くなっている昨今、精神面の追い込みにも着目して、手を打たないと取り返しがつかない事案が今後急増してしまいそうな恐怖感を覚えた。

 

体験談の交流や、共有も一つの手段だと思うので、SNS全盛の世の中なのだから、せめて知り合いだけでも情報を交流させて励ましあえる状態にして行きたいところだ。