震災から10年。
今日一日はきっと震災関連のニュースや番組、記事等が目白押しになるのだろうと思う。
私は丁度10年前は一回目の海外駐在で、中国に住んでいたので震災を免れている。
正直、当時何の被害も受けていないので、恐らく今実感している皆さんの様な実感はわかない。きっとこの先も本当の意味で理解する事は出来ないのだろう。
でも、だからと言って、この10年震災の事を忘れていた訳でも、軽く見ていた訳でもない。原発事故の件も、映画にもなったし、たまに帰国すると、当時の民主党政権が、とんでもなく後手を踏む国家運営をしている事に憤ったものだ。
結局その後の10年が大きく遅れて今にいたるのも、当時の民主党政権を誕生させた国民の愚だと思っているし、その責任をいやというほど思い知らされた10年だった。当時私は民主党政権は有り得ないと考えていたので反対側に投票した。結果負けちゃったわけですが。
ここからの10年はいろんな意味で大きな転換期である事は疑いの余地がない。
2030~2035年にかけて世界各国では電気自動車化100%を掲げる国が出てきているし、恐らくSDGsをはじめとした世界間取り組みがやっと現実味を帯びる世界になっていると予想される。
そうなったとき、今一番強みを持っているのは実は日本だったりするのだが、残念ながら、その辺を意識して発信する政治家も、官僚もいない。目先の利益ばかりに汲々として、それこそ渋沢栄一みたいなリーダーシップを発揮する人もいなければそういう期待をかけた政策も施策も無い。
無ければ作るしかない訳ですが、きっとそんなことは他の誰かも考えて実行しているに違いないがそれも、これだけSNS全盛の世の中にも関わらず、伝わってこない。
10年後の自分が今を見ていたら、なんていうのか。
それは判らないけど、私なりにこの10年を勝負の10年と掲げて、個人的に目標を掲げそれがどう実行されたのか10年後の2030年に総括したい。
将来の自分と競争する以外、どうにも目標設定して競り合える気がしてこない今日この頃。相対的な競争はできるが、それが勝ったのか負けたのか本当に良く解らなくなってしまう。