トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

新規上場会社が監査を自主的に辞退する。なんで?

2021年1月31日、中国証券業協会は慣例に従い、「IPO企業の情報開示品質抜き取り検査リスト」の第28回抽選式を開催した。抽選に参加した企業は承認を受けている科創板(上海証券取引所傘下の新興ハイテク企業向け市場)と創業板(深圳証券取引所の新興企業向け市場)の407社で、その中から20社が引き当てられた。抽選の公平性を示すため、現場には監督部門や自律組織、業界、メディアの代表者らが立ち会った。

 しかし、抽選で立入検査が実施されることとなった企業は2月9日から2月20日の間に、自主的にIPO申請資料を取り下げる旨を取引所に相次いで申し出た。その結果、実に80%に相当する16社がIPO申請を撤回しており、市場は騒然となっている(訳注:申請を取り下げた企業の中には折り曲げられるディスプレーの開発で注目を集めた柔宇科技などが含まれる、立入検査のみならず、取引所が現場指導を実施することとなった企業がIPOの申請資料を取り下げた割合も80%に上っている。「科創板上場審査動向(2021年第1期)」によると、上海証券取引所は2020年、科創板に上場する40社の上場推薦者に現場指導を行うこととしたが、その内32社は指導が行われる前後に申請資料を取り下げたという。

監督当局に近いある人物は「関連部門はこの件を非常に重視しており、取引所は申請資料を取り下げた証券会社に取り下げ理由を説明するよう厳しく要求している。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

だいぶ正常化されたとある意味信じていたのですが、結局こういう行動を取られると、中国が国としての信用ガタ落ちになりますよね?

 

自ら嘘で塗り固めている事を公表するようなものですから。