復職して、配属も元の部署に決まり、一課員として仕事をしていた訳ですが。
継続してそのまま仕事は続けています。
管理職じゃなくなったので、残業代も出ますし、そもそも残業自体たいしてやってません。ほぼ定時で帰ります。
たまに頭がおかしくなったり、体にストレス障害特有の症状が出たりしますが、今の所肉体面は比較的安定していると言って良いと思います。
精神面というか、脳みその回転数が遅いのとHDDがイマイチ容量不足なのが気になりますが、これはきっと元には戻らんのでしょう。
さて、ライン管理職を解任されて休職した私が、社員格を落とされる事無く今に至った話はしました。その後の復職した後に仰せつかったのは『部長補佐』であります。
私の代わりに課長になった後輩が、この度昇進、昇格して直属の部長になりました。前任の部長が、ストレスにより、うつ病と自律神経失調症を併発した為、休職したからです。
で、ここからが私が部長補佐になったエピソードなのですが、この後輩の部長さん。取締役常務及び各部門長である本部長ズ(購買、技術、生産、総務の各本部長)が揃っている会議において、全員に啖呵を切っていたのだそうです。
本人から直に聞いたのですが、部長クン曰く、『トマさんを私の補佐につけてください。』と宣言する所から始まります。
部長クン『トマさん以上にISOの事について私が相談できるスキル、知識、能力を持っている人を私は知りません。』『社内にトマさん以上に私が頼りに出来る人材がいるのであればこの場で推薦してください。』
本部長ズ『・・・・。』
常務『そこまで部長クンがいうなら、トマさんに補佐をお願いしようか。』
『みなさんそれでよろしいか?』
本部長ズ『異議なし』
↑
部長クン『という事をやったので、トマさん僕の部下として、補佐に残ってください』
『道連れですから、一人で逃げないでね(笑)』
トマ『おめーマジでそんな事、常務に言ったの?』『クビ飛ぶよ?』
部長クン『ハイ!言いました。』『文句あるなら、クビにしろって、思ってますもん(笑)』
部長クン『誰も、本部長ズは文句言わなかったし、反論もなかったので、常務もOKしてくれたのでトマさん宜しくお願いします。』
トマ『・・・・。』『あ、ハイ。』
『そこまで言われたら、何でもやります。』
『やらなきゃ、流石に人でなしだと思うので。』
部長クン『ニコニコ』
『トマさんは私の心のよりどころなので、頼りにしてます。』
こんなどっかの三流ドラマみたいなくだりって、本当にあるのね。
私が降格されなかった理由がなんとなく分かった気がする。
あ、ちなみに休職した前任者の部長は休職して一カ月で、ライン部長(本部長)解任、レベル9(部長クラス)から降格して、レベル8(課長クラス)になりました。
上司後輩である部長クンのお陰で、クビにも、降格にもならず。仕事を気楽に続けて行けるのは本当に有難い。
そう言えば、私が課長を解任された時に部長クンとLINEで通話したな。彼曰く『トマさんが戻ってくるまで、課を預かる約束で課長を受けました。』『治るまで休んで良いですから、絶対に辞めないでください。』『必ず帰ってきてくださいね。』
なんでこんなに信頼してくれるのか解りませんが、有難い限りです。
情けは人の為ならず、と言いますが、中国駐在時代に色々助けてあげたのが良かったのだろうか?
解らないけど。