今朝ラジオでFM79.5(地元ではナックファイブと呼ばれてる)聞いていたら、木曜日の経済コラム番組内で、株式会社企の社長さんが、米オープンAI社お家騒動の件を詳しく解説していた。
自分でも、日記に中々熱い記事だなぁと思って書いていたがどうもそういう簡単な話では無いらしい。
そもそも、オープンAIはオープンAI INC、(INCは「Incorporated」の略で、インコーポレイテッドと読むそうな。)で非営利組織法人が親会社で、その孫会社がチャットGPTを開発した会社との事。
で、
①オープンAI INC【親会社】
(若手AI研究者&共同創業者で元社長グレッグ・ブロックマンのいる所)
【元老院的な所】
↓
②子会社(名前忘れた)ここは株式会社。
対話型AI開発には莫大な経費が掛かる為、株式会社を立ち上げて投資を呼び込めるようにした。
【中間業者的な立ち位置】
恐らくここが、ホールディングス的な立場。商売の最前線。
↓
③オープンAI社、ここが【孫会社】で、マイクロソフトから出資を受けている。
商売としてAIを育て、競争力強化に取り組んでいる部署(株式会社)で開発作業の最前線。今回グレッグ・ブロックマンCEOの退陣劇で、740名中、720名だか辞めると言って、CEO退陣劇をひっくり返した会社。
で、会長職をしてたひとはオープンAI INCの人で共同商業者の筆頭格。所謂、学者層の人の代表。で、共同創業者の内、もっとも商売っ気があったのが、元社長グレッグ・ブロックマンだったと。
共同創業者の残りの人はAIの開発というより、AIを学術研究対象としていた人達で、『対話型AIを商売としてこのまま野放図に発展させて良いものなのか?』とある種の危機感や倫理観に疑問を持ったため、法整備や考え方が、技術に追い付くまで、規制を掛けた方が良いのではないか?との考えて、グレッグ・ブロックマンと対立して今回の解任劇に発展したとの事だ。
こういう一連の流れが見えてくると別の解釈になって来る。
結局、会長サイドは概ね退陣し、刷新されてしまった。クレッグマン社長は元の鞘に戻った訳だが、それはAI開発にブレーキが全くかからず、アクセル全開になる事を意味する。商売としては正しい判断かも知れないが、人類の利益と考えた時にそれで良いのか?という疑問は放置されたままになる。
超大国アメリカも含めて、先進国勢も明確なルールが確立したとは言えない状況で、どんどん発展させてしまって良いのか?とは確かに思う。
いきなりスカイネットは誕生しないまでも、不具合や修正が発展を優先してしまった事で、思わぬ大事故に繋がる事は考えられる。
素直に受け止めてチャンチャンで終わる話じゃなかったのだと知ったので、再度日記に記して残しておいた。