中国のドラマで『臥薪嘗胆(がしんしょうたん)』という物語がある。
PCで入力すると一発で変換できるのね…。今までしらない4文字熟語でした。
日本人にはあまりなじみの無い『春秋戦国時代』のお話。『吉川三国志』とか『横山三国志』が基本の日本人は三国志は知っているけどその他は精々『項羽と劉邦』か『十八史略』、『水滸伝』ではないだろうか?
私もその類で『横山光輝』と『KOEI』のお陰で三国志をしりました。
それから興味を持って自分なりに『横山三国志』『吉川三国志』『正史三国志』を読んでみましたが、日本の戦国時代と決定的に違う点が気になりました。
それは『とことん生き残る事』が重要だと言う事。
中国は当時から国土が広くその気になればどこまでも逃げ切れる事から、日本に比べて『玉砕』しようという考えは薄いと思っていました。
それもひとつですが、基本的に中国の歴史に出てくる戦国武将は『執念深い』のがもう一つだと思います。戦で負けても『あれは○○が悪い!』『××がついてなかった!』など、素直に負けを認めるのは稀です。そしてハッキリ勝敗がついているのに、国を再興する事を目的にいろいろテロ活動をしまくる。
その執念深さは実は国民のためにやってることが多かったりするのもまた特徴なんですが。流石、孔子の国。
それで、『臥薪嘗胆』です。
これは春秋戦国時代の『呉(ご)』と『趙(ちょう)』の大王(太守)の栄枯盛衰の物語。ハッキリ言ってどっちもどっちのアホ大王なんですが、これが非常に人間味があって面白い。権力を持つと人間てこうなっちゃうのかな?と勉強になります。
ちなみにこの物語の時代には『孫子ノ兵法』で有名な『孫武』さんが生きてます。『呉』の国の軍師でした。
そしてこの『呉』の国こそが、三国志で孫権率いる呉の国都市として出てきます。ここが、今私の住んでいる『無錫』なんです。
問題が一つ。
ネット動画で『臥薪嘗胆』みたので字幕なしのオール中国語…。話のあらすじはともかく内容が半分も解らなかった(ToT)