トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

婚活の友人

『婚活』この言葉が世に有名になってからしばらく経つ。


今までは高度経済成長が続いていたから『年功序列』『右肩上がりの賃金制度』だったので自然に結婚できていたものが、現在は『万年不況』『雇用形態の自由化』などで生涯賃金に大きな格差が生まれて自然に結婚できる事は無くなったという考え方から、就職活動のように結婚活動をしないと結婚できませんよ!という論法で『婚活』という言葉が世に出てきた。


私の高校からの同級生がこの『婚活』に非常に一生懸命取り組んでいる。そろそろ4年近くになるだろうか。いまもまだ婚活中ですが、その頑張りぶりは正直驚く。お見合いパーティーへ出かけたり、会う約束が取れた女性とデートの打ち合わせをしたり。しかも彼は最近まで4箇所ほどの結婚相談所へ登録していた。公営、私営を織り交ぜて。


これだけ一生懸命やっているのに4年も成果が出ないのはおかしい。


最近大手一社に絞って登録して他3社をやめたらしい。年間経費が馬鹿にならない為の統合だそうだ。それでも年間約40万円程度かかるらしい。これは婚活会社に登録して各種紹介サービスを受けるまでの金額だ。紹介された男女がデートする費用は当然の如く彼もちになる。


1月からこっちかれは4月までに20件ほど紹介してもらって何人かお目当ての女性とデートしたらしい。でもそのデート代は40万円にプラスされる訳だから年間いったい彼はいくらつぎ込んでいるのだろう。


これだけ一生懸命、時間も労力もお金も掛けて結果が出ないのではそもそも『結婚』なんてしない方が良いのではないだろうか?新入社員だって3年も仕事をすれば何かしら結果を出す。4年も時間を使って結果が出ないのでは登録会社の意味が無い。わざわざ専門家がアドバイスしているのだから金返せである。


私は結婚否定派でそんなものはしないで済むならしない方がプラスになると言う考え方である。長い間そう思っていたので彼の考え方は到底理解できない。そこまでして『結婚』したいものなのだろうか。


その辺を以前、彼に尋ねたところ私が納得いくような明確な答えは返ってこなかった。第三者が聞いても納得できないが、それでも当人にとって非常に価値のあるものが『結婚』なのだろう。


結婚とは契約の一種だから、それ自体に価値があるというのも解るけど、契約した段階では目に見えない付帯事項が山ほど存在する事が私は気に入らない。