会社から支給されたＰＣと自分で購入したＰＣの二つを中国へ持ち込んでいる私。ついでにバックアップ用のＨＤＤも一つ持ち込んでいる。本当は今年の春節に日本へ帰った時に新しいノートを買ったので中国へ持っていく予定だったが、インテル問題で検証がまだだったのでとりあえず置いて来た。
なぜ２台もＰＣを持ってきたか？
双方をぶっ壊れたときのバックアップにする為。業務の都合上ＰＣが無いと開店休業な訳ですが、本国はＰＣが壊れた〜！と叫んでもすぐには替えを用意してくれない。状況にもよるが２週間は替えが来ない。その間、そうとは知らない各関系部署からのメールが溜まりまくる。でも当然ながら対処できない。そして一定以上メールが処理されずに溜まると突然堰を切ったように国際電話が鳴り捲るのだ。
と。
こうなりたくないのでＰＣに限らず使用する仕事の道具はほとんど２つ持ってきている。２つないのは無くても不都合の起きないものばかり。で。その相棒とも言うべきＰＣが壊れた。
原因は簡単。ファンが動かなくなってＰＣが止まったので、ファン詰まりで熱暴走でダウンしたと思った。
そこで、ＰＣをばらす訳なんですが。
こちらにはちゃんとした道具が無い！精度がしっかりしている精密ドライバーが手に入らない。もともと道具が甘いのは認識していたので、いざ壊れたらＰＣを諦めるつもりでいた。でも、たかがファンですよ！直るって！ばらせば良いじゃん！
と言う事で長年つかったＤＥＬＬ製『ｍ710』を分解する事に。道具がないので駐在先の会社の電脳管理部（中国語でＰＣは電脳）へドライバーを借りに行った。
凄いドライバーを持っていたので『これどこで買ったの？』と聞いてみた。そしたら彼曰く、『これ台湾製なんだ（＾＾）物が良いでしょ？』だって。やっぱ中国駄目ジャン！ついでだから聞いてみた。中国でも売ってるよね？すると、『駄目だよ精度が悪くて使いづらいから〜！』やっぱり駄目ジャン中国！中国人に言われちゃ終わりだな。
と言う事で修理開始。分解するにあたりＤＥＬＬからサービスマニュアルを引っ張ったが、殆ど全分解しないとファンまでたどり着かない。ＣＰＵを冷やす為のファンだから当たり前ですけど。ザッパに分解して掃除機でなんとかなるかな？と思ったのが甘かった…。
配線を切らない様に２時間程掛けて分解し、ファンを取り外す。比較的綺麗だったが、折角なのでエアーをスプレーガンで吹き付けてゴミを飛ばしてみた。そしたら廃熱側から特大のゴミが吹き出てきた。こいつか…。綺麗にゴミを吹き飛ばしてファンの掃除完了。
後は組上げるだけだ〜！
そこで悲劇は起きました。スピーカーのラインを切ってしまった。いや切れかけていたとは思いましたが、つい引っ張ってしまった…。右側のスピーカーがご臨終。
油断大敵ですね。その他は問題なくモニターテストも大丈夫。ばらしたので多少セッティングが初期化されていてそれを調整して元通り。やっぱちゃんとした道具だよね。
