新型肺炎のウイルスはSARSやMERSのウイルスと同じ「コロナウイルス」というグループに属する。インフルエンザウイルスに比べると変異しにくいのが特徴だ。
ウイルスの変異はランダムに起こるため、病状や感染力そのものの変化は頻繁には起こりにくい。ただ、人への感染に適したウイルスが誕生すれば、人から人への感染が大規模に起こる可能性もあるので注意は必要だ。
患者の病状に関する詳細な報告は出てきた。中国や米国の研究チームは24日、英医学誌ランセットに流行初期の患者41人の分析結果を発表した。ほぼ全ての症例で発熱がある一方、呼吸困難の症状は半数あまりの患者でしかみられなかった。
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日経新聞記事より。
確か2日前だったと思う。北京で初めて新型肺炎患者で死亡した人が出たとニュースになったのは。それからたった一日で、その前日まで60名程度だった死者数が、一気に100を超えた。いきなり一日で倍に増えた計算。
中国本土でも、更に感染が広がっており、さっきも微信(中国のLine)でガンガン情報が飛び交ってる。
前回もそうだったが、私の見た所では恐らく北京の公式発表を忖度して、各地の患者数と死亡数を小出しにしていると見てる。だから、北京の患者数や志望者数がニュースになった次の日から急に人数が増える傾向にあるのだと思う。
いずれにしても、いよいよ中国政府が本腰を入れて対処して来ると思われる。共産党の一党独裁制は人民の協力なしには成り立たない。協力とは硬軟織り交ぜての脅し透かしの類だ。人民自体もそもそも政府のいう事なんで半分も信用してない。
もう、現実的な状況はパンデミックとか言われても良い位の状態なのにそう言われない。未だに各国政府も一部を除いて、中国からの渡航者受け入れを拒否していない。
封じ込めを行うなら一日でも早い方が良く、その為のタイムリミットはもしかしたら、超えてしまっているのかも知れない。
私は中国政府はその気になったら、田舎の村や町くらい感染封じ込めの為には村ごと、街ごと焼き払うくらいの事はやってのける可能性があると心配している。
そして、こういう感染症の広がりは共産党が対応を間違うと民主化や政府を糾弾する流れになりかねないので、中国政府の中枢、チャイナセブンは戦々恐々としているだろう。