製薬業界の関係者は「製造品目が少ない会社ならともかく、多品種の薬を製造する小林化工で、コンピューター管理されていないとは思わなかった」と驚く。
ミスに気付くことができた機会はほかにもあった。製品の作業記録には本来なら投入されるはずがない睡眠導入剤成分を示す番号が記載されていたほか、最終的な品質検査でも異物混入を示すデータが検出されていたが、見過ごされた。
岩城正宏・近畿大薬学部長は、「薬は命にかかわるので厳重なチェックが必要。人の命に関わるものを扱っている自覚が薄れていたのかもしれない。外部の目を入れて原因を調べ、繰り返さないようにしなければならない」と指摘している。
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産経新聞電子版記事より抜粋。
もう、薬を扱う製造業としては本当に有り得ない状態。
普通の一般製造品を扱う製造業としたって、有り得ない取り違えを起こしている。しかも、検査で引っかかっているのに見逃すとは最早、組織的に隠蔽しているとしか思えない。
これを解消しようすると大ナタを振っていかないと、とてもじゃないが解消できないと私は思う。