若者の数は減っているのに大学生は増えている。つまり、大学に進学する若者の比率が高まっており、かつては大学進学していなかった層の学生までが進学し、相対的に質が低下している可能性が高い。この現象は「大学全入時代」と言われ、すでに10年以上前から「ゆとり世代」と絡めて指摘されていた。
(中略)
キャリア論では人間がどういう契機で成長するかを論じるが、神戸大学を退官し、現在は立命館大学で教鞭を執る金井壽宏教授は、「一皮むける経験」が成長の契機だと記している。つまり、現在の実力より高いハードルを越えたときに一皮むけるのだ。
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週刊東洋経済記事より。
結局、今ある玉をどうやって使える玉にするかしかない訳で、これは人事側が、その企業にあった人材獲得戦略を持っているかと、獲得後どうやって、その企業の兵士に育て上げるか?なだけの話だと思う。そもそも、使えない大卒が多く、玉石混合だと嘆くくらいなら、明確な自身の企業に特化した選考基準があるのか?と問いたい。ただただ優秀な学生が欲しいというのは誰でも出来る。
特に中小企業なんて、大手から内定漏れた人がおっこってくる訳だから、見分ける選球眼がしっかりしてないと人事として役に立たないだろう。
私が言いたいのは企業として、「我が社にとって優秀な学生とは?」という基準を設けている採用が成立してるのか?という視点を持たないと今後の採用は負けっぱなしになりますよという事だ。