八月が終わり、九月に入ったのになんとも一回も日記を書いてない。
正直、忙しくて気力が萎えている。
情けない話だ。
なんやかんやで、会社の業績も芳しくないらしいし、沈没寸前の船からネズミが逃げ出すように会社を離れてゆく社員もチラホラ出始めた。
創業以来初めてのリストラもする始末。
自分は少数精鋭に成ってしまった現部署を預かる長として、部下が辞めないのに責任を放棄する訳には行かないと踏ん張っているが、弟には『今時そんなの役に立たないよ。辞めたほうが良いじゃないの?』と言われた。
まあ、確かにその通りなんだが。
よっぽど良い案件が引っかかれば転職も考えるが、基本的には会社がポシャってからで良いと思っている。
古い考え方なのは十分承知しているが、苦楽を共にする部下を前に自分だけハイさよならってのはどうしても気が引ける。
せめて、彼らの死に水は取れるようにしてやりたい。
自分の事はその次で良い。